万年筆倉庫 - 蒔絵万年筆 -

始めは1本の万年筆でしたが15年たった今、気が付けば1万本以上のコレクションになりました。 ただ書くための道具ではなく、美術工芸品としても価値がある蒔絵万年筆の事を知ってもらいたい。

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1967年 パイロット 製品カタログ

1967パイロットカタログ-1

パイロット社 1967年度のカタログを手に入れました。
これ、青森で文具店を営んでいた方から譲り受けたものですが、中身を見ますと昔のキャップレスやら、モデルG/E/L/S/Y 等々とっても興味深い写真が掲載されてます。
この当時の5000円の万年筆って、かなり高価だったと思います。
しかし、歴史を感じるなー

1967年パイロットカタログ-2 1967年パイロットカタログ-3

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山は富士、万年筆はパイロット

ポスター1926

1926年 大正15年当時の並木製作所(パイロット社)のポスターには富士山とベスト型T型1号テコ式万年筆が描かれています。ちなみに、この万年筆は当時3円50銭でありました。 ところで、なぜ富士山が描かれているかというと。
1979年(昭和54年)に創業60周年を記念して発刊された「パイロットの航跡」からの抜粋ですが、
「並木製作所は大正10年から11年にかけて朝鮮、満州、青島、台湾等外地に市場を積極的に拡張し、朝鮮では"パイロット"は万年筆の代名詞とさえなった。 この時期、宣伝面においても、ネオン塔や大気球など斬新なアイデアをとりいれて知名度の向上に努め、東海道線多摩川べりに設けた高さ30メートルの大広告塔や山手線の中刷り広告 "山は富士、万年筆はパイロット" というキャッチフレーズは人々の新鮮な話題をよんだ。」 このキャッチコピーから富士山が描かれたという訳です。

そして、下の画像は1936年(昭和11年)当時、修理品をお客様にお戻しする際に使われた封筒です。 ここにもしっかりと「山は富士 万年筆はパイロット」と印刷されています。 裏面は部品の価格表になっている。 ポスターのT型1号万年筆の部品代はこのように書かれている。
ペン芯・・・5銭、首・・・10銭、胴・・・85銭、中袋・・・10銭、鞘・・・75銭、1号金ペン・・・1円85銭

修理品袋1   修理品袋2

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パイロット社 ポスターの歴史

パイロット社 ポスターの歴史

ポスター1918ポスター1921-1ポスター1921-2
1918年1921年1921年
ポスター1924ポスター1926ポスター1927-1
 1924年1926年 1927年 
ポスター1927-2ポスター1929ポスター1936
1927年1929年1936年
ポスター1950ポスター1951ポスター1953
1950年1951年1953年

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Alfred Ddunhill 雑誌広告

Alfred Ddunhill社の雑誌広告です。 Dunhill Namikiが描かれている事からすると1930年代のものでしょうね。 ここに出てる金魚のボックスをたまに見る機会がありますが、みなさん譲ってくれません。 状態がいいとけっこうな価格になるので、いずれにしても買えませんが。。。。

Alfred Ddunhill 雑誌広告

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NAMIKIカタログ

NAMIKIカタログ NAMIKIカタログ_2

パイロット社、NAMIKIシリーズ歴代のカタログです。
中身は発刊とともに少しずつ変わってますが、どれもすばらしい蒔絵万年筆のオンパレードです。
その中でもエンペラーコレクションはすばらしい。 全て手に入れたいと思っているんですが、何時のことになるやら。。。。

NAMIKI価格表

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BONHAMS オークションカタログ

BONHAMS_2000-5

英国の有名オークション会社ボナムズの2000年5月開催時のカタログです。  このカタログにはさまざまなメーカーの万年筆が掲載されていますが、表紙の万年筆は1928年から1930年に並木製作所(現:パイロット社)が製造したダンヒルナミキの「雷神と龍」です。 蒔絵師は立山(りつざん)   箱付きという事もあり落札価格は、なんと1100万円でした。 さすが表紙を飾るだけの事はありますね。  ・・・・・欲しい。

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The four seasons of Namiki

The four seasons of NamikiThe four seasons of Namiki-2

フランスの万年筆コレクターChristophe Larqueminによるパイロット社ナミキ蒔絵万年筆のコレクションズブック「The four seasons of Namiki」です。 フランス語バージョンで500冊、英語バージョンで1,000冊の限定発売だ。 上段右側の画像でお分かりいただけると思いますが、英仏それぞれ表紙のデザインが違う。とりあえず、英仏それぞれ購入した。 私は日本国内のみならず、海外モノも含め数多くの万年筆専門書を持っているが、このコレクションズブックはとりわけ素晴らしい。 但し、1冊約5万円という価格。ちょっと高めですが。。。
大きめのサイズ235mm×295mmということもあって、写真にとても迫力がある。
ただ単に蒔絵万年筆を紹介しているのではなく、所々に日本の風景を取り混ぜ四季に合わせた構成になっている。 前段ページでは漆(うるし)について詳しく書いてある。そして蒔絵の事についても写真入りで掲載されている。 208ページにわたり約100本の蒔絵万年筆を見ていると、よだれが出てきそうだ。私のコレクションも数本入っていたので、比較すると写真の素晴らしさがわかると思います。

 写真集_舞楽  写真集_月夜に兎
  「舞楽」                             「月夜に兎」

 写真集_ピーコック  写真集_菜の花
  「ピーコック」                         「菜の花」

 写真集_吉祥文  写真集_勝虫
  「吉祥文」                           「勝虫」

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蒔絵万年筆の絵柄として

  Sharpe

イギリスのオークション「Bloomsbury Auctions」から定期的に雑誌とメールが届くんですが、
英国の動物学者であったRichard Bowdler Sharpe リチャード・バウドラー・シャープ(1847/11/22 - 1909/12/25) によって1891年に出版されたモノグラフ(研究論文)が、来る11月19日 午後1時 ロンドンで開催するオークションに出品されるそうです。 画像はそのモノグラフの中の挿絵です。
情報によるとこのモノグラフの出品価格は?25,000-30,000とあり、実に370万円?450万円という事になります。 もちろん私は買いません。 というか買えません。 ロンドンにも行けないし・・・

それはそれとして、この鳥の絵。。。 とっても綺麗です。
蒔絵万年筆は花鳥画をデザインしたものが多いのですが、最近の絵柄ってどちらかというと漫画チックで、絵自体に迫力が感じられません。 昔はそんなことなかったんですが。 まぁー時代なんでしょうか。
できれば、このリチャード・バウドラー・シャープの挿絵のような絵柄にして欲しいと思ってます。

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パイロットタイムス

 パイロットタイムズ    スーパー印刷版

パイロット社の創業は1918年(大正7年)であるが、その翌々年の大正9年に取引店とのコミュニケーションを強める為「パイロットタイムス」を創刊している。このパイロットタイムスは日本におけるPR誌の先駆けとなったと言われている。
写真は昭和12年に発刊されたものである。 そして右側の画像は昭和30年代パイロットタイムスの印刷に使われた原版である。

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パイロット社 大正15年「絵葉書」

ハガキ1930年代

パイロット社1926年(大正15年)当時のポストカード(絵葉書)である。
写真にある大塚工場は昭和20年に戦災で焼失するまで、設備の充実と拡張を重ねながらパイロット社の生産・開発の基地として、世界的に優秀な製品を相次いで市場に送り出し、経営基盤確立に大いに寄与したとされている。

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パイロット社 「ポスター」

ポスター1   ポスター2

パイロット社の昔のポスター2点である。
左は1927年(昭和2年)のもので、右は1950年(昭和25年)のものである。
時代を感じるが、色合いがとてもシャレている。

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パイロット社「試用デー」

試用デーポスター   試用デー広告


パイロット社は新製品のPRと取引店の販売意欲を盛り上げるため、工夫をこらした営業活動を繰り広げていた。 その一つが大正14年5月にスタートした「試用デー販売」である。
夏季の閑散期の販売対策として、一定期間パイロット商品を使ってもらい、気に入ったら買ってもらう。 お店では店頭で試し書きをしてもらい、外商を持つ販売店では営業社員に高級筆記具をドッサリ入れた専用バッグを持たせ、お客様に出向いて万年筆を売りに歩く。 パイロット社は販売店に一定期間、高級筆記具を専用バッグごと貸し出すのである。 この「試用デー販売」を現在も行っている販売店があるようです。
ネットで簡単に品物が買える時代に、じっくり試してみて、納得してから物を買う。 そこには"買う楽しみ"がある。 ある意味、基本だと思うが。

写真左は昭和10年頃の試用デーのポスターである。 
右は昭和12年1月の「PILOT TIMES」に掲載されている販売店広告である。
"試用デー"の告知がされている。

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全ての購入者へ「伺い状」

お礼のハガキ

パイロット社は万年筆を購入した客に対し、万年筆を安心して使ってもらう為に顧客名を登録し、アフターサービスの向上を図っている。また、全ての万年筆に「万年筆品質保証書」を付けている。
この事は今に始まったことではなく、創業以来ずっと行っていた。
昔は現在よりももっと手厚く、購入してから1ヶ月、1年、3年、5年で「伺い状」を送っていた。 品質の苦情や感想を聞き、不良品は早々に修理や商品交換を行うと同時に、全国どこの取次店でも故障を修理できるようにした。 写真は、その当時のハガキである。 このハガキこそが"品質保証書"なのである。 これらは大正、昭和初期のハガキだが、住所が"東京市" "東京府"である事も興味深い。

【一文を紹介する】
『貴下が、パイロット万年筆を○○商店で御求めになりましてからかれこれ一ヶ月程になります。
萬一御気に召されぬ点は御座いますまいか、最初充分インキが全躰に浸み亘る迄若しくはペン先が御手に慣れる迄如何かと御案じ申して居ります。御不便の點がありましたら御遠慮なく御申聞けを願ひます。「ダイヤモンド」に次いでの硬度を有つたパイロット金ペンの尖端金属イリジウムは少なくとも半ヶ年以上一ヶ年位御使ひになりませぬと本當の書き味は出ません。
其の代わり一旦御使込みなされました上は、屹度永く貴下の御愛用を得ることと確く信じて居ります。 幸に御気に叶ひましたならば○○商店迄重而御用命を願ひます。』

■余談だが
今の時代、顧客満足度を上げるため、企業はさまざまな事を行っている。
ある企業では製品カタログに「顧客満足度1位獲得」などと印刷したりもしている。 はたして、1対1で顧客を満足させる行為を本当に行っているのだろうか。疑問である。 パイロット社が、この時代からこうした地道な企業努力を行っていたのには驚かされる。

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