万年筆倉庫 - 蒔絵万年筆 -

始めは1本の万年筆でしたが15年たった今、気が付けば1万本以上のコレクションになりました。 ただ書くための道具ではなく、美術工芸品としても価値がある蒔絵万年筆の事を知ってもらいたい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

セーラー蒔絵万年筆「車紋に秋草」

車紋に秋草-1   車紋に秋草-2

セーラーの蒔絵万年筆「車紋に秋草」をです。 加賀蒔絵師:小林 正俊 作
車紋は、平安貴族の乗り物であった牛車の車輪を図案化して文様・紋章となったもので、大和の古寺に残された『信貴山縁起絵巻』などにも車が空を飛ぶ姿で描かれています。 平安時代から文様として用いられ、車に流水を配した風雅なものもあります。 また、家紋としても用いられ、佐藤氏や生駒氏といった財界政界に昭和の名宰相と呼ばれた佐藤栄作など、数多くの著名人を送り出した名家の家紋でもあります。

この万年筆に描かれている車紋は、下半分が水のなかにあることを表現した「波切り車」という、縁起の良い文様です。 織田信長の家臣として仕えた生駒氏が家紋として用いていた文様なのですが、朝鮮出兵に参陣した時、海を渡る時に陣幕が波をかぶり、当時使用していた家紋「丸車」が半分海水に浸かってしまいます。
不吉の表れかと思われましたが、一転、戦功を挙げたことから、これは縁起が良いとして以後、半円形の「波引車」を家紋に使用するようになったといわれております。 その後、主君が変わっても功を立て続けてことから、本当に縁起が良い文様であるといえます。

この万年筆にも、その波引車が優雅な模様を配されて描かれております。また、全面に大きく描かれた芒(ススキ)や竜胆(リンドウ)、秋桜(コスモス)といった数種類の秋草が、日本古来より伝わる芸術の風流を感じさせてれます。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。