万年筆倉庫 - 蒔絵万年筆 -

始めは1本の万年筆でしたが15年たった今、気が付けば1万本以上のコレクションになりました。 ただ書くための道具ではなく、美術工芸品としても価値がある蒔絵万年筆の事を知ってもらいたい。

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「ミュー」の兄弟達

Myu-brother

ちょっと息抜きに、「ミュー」の兄弟達を紹介します。
下から「ミュー500ブラックストライプ」「ミュー701」「ブラックミュー」「レッドミューレックス」「ミューレックス」「クオーツミュレックス」だ。 これらは現在でもアメリカ、ヨーロッパ等で人気が高く、海外のオークションではかなりの高値で取引されている。 ミュー、ミューレックスは日本国内のみでしか販売しておらず輸出をしていなかったからだ。

■パイロット社は創立50周年に当る昭和43年(1968年)、経営破綻の危機に直面した。
原因は、商品製作において市場ニーズを的確につかみ得ず、筆記具消費の多様化に対する政策がおくれたこと、および安価な輸入万年筆が大量流出であった。 そんな頃、昭和43年10月 万年筆「エリートS」を発売したのである。 大橋巨泉によるTVコマーシャル "短かびのー キャプリキとればすぎちょびれ、すぎかきすらのハッパフミフミ"という意味不明な言葉のCMが当たり、それをきっかけに一種類としての売上ではそれまでにない記録をつくった。
「エリートS」の発売でパイロット社の再建は大きく前進した。そしてさらにパイロット社の地位を以前にも増して不動のものとしたのが、昭和46年(1971年)に発売した「ミュー701」であった。(画像 下から2番目)
言いかえれば、エリートSで会社を上昇に向かわせ、ミュー701で完全復活したのである。

■2008年10月、パイロット社は創立90周年を迎え、90周年記念として2種類の蒔絵万年筆を発表した。 それに加えミュー701の復刻版として「ミュー90」を9000本限定発売している。パイロットが復活するきっかけとなった万年筆の復刻版なのである。 金型を新たに起こしたため、価格は1本12,000円と、ちょっぴり高めである。

ミュー90-2_1 ミュー_4
上が「ミュー701」、下が復刻版「ミュー90」


■余談だが
現在パイロット社が発売している全ての万年筆は平塚工場で製造されている。 蒔絵万年筆においても、平塚工場内にある離れ「蒔絵工芸室」で描かれている。 工場までは平塚駅から歩くと30分ほどだが、平塚工場に近づくと手前に右に折れる道がある。 その道の名前は、なんと「ミューロード」と名付けられている。
私は「流石だ、パイロットの復活のきっかけとなった万年筆ミューにちなんで"ミューロード"と名づけられたのだなー」と思った。 ・・・と思いきや、そのミューロードを行くと「平塚市美術館」やら「平塚市博物館」が現れてくる。 ドッヒャーッ! ミュージアムがあるから"ミューロード"なのでした。

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コメント


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ちなみに。。

パイロット平塚工場の前を通る道路は「パイロット通り」と呼ばれ、地元の方たちに親しまれています。

湘南の風 | URL | 2011-01-15(Sat)12:28 [編集]


Re: ちなみに。。

へぇー、そうなんですかぁ。 それは知りませんでした。
貴重な情報をありがとうございます。

よしはる | URL | 2011-02-10(Thu)14:41 [編集]


Re: ちなみに。。

「パイロット通り」というのがあるんですねぇ。
貴重な情報ありがとうございます。

よしはる | URL | 2011-03-21(Mon)13:48 [編集]


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